アフター5 表参道ほろ酔いシンポジア シーズン6 第1回「市民から見た裁判員制度の10年とこれから」

2020/02/20

 一般市民が裁判員となって重大事件の裁判を行う裁判員制度が始まって10年が経ちました。
当初からこの裁判制度に深くかかわってきました大城聡弁護士にこの10年を振り返っていただき、裁判員裁判の今後についてお話をしていただきました。
 この制度の導入で裁判のどこが変ったのか、改善すべき点は何かなど、多岐にわたる論点を整理していただき、今後の裁判員裁判のあり方についてご提言いただきました。



 大城弁護士は、一般社団法人「裁判員ネット」の代表理事として、一般市民が職業的裁判官と同じ一票をもって裁判に参加するこの制度について、広い見識をお持ちです。
 どこかで聞いたことはあるが、具体的にはあまり良く知られていないことがらはたくさんあります。裁判員裁判もそのひとつかもしれません。大城さんは、裁判員裁判は参加した人の裁判に関する意識を大きく変えると言います。
 その一方で、最高裁が一般市民からランダムに選ぶ裁判員候補者は、この10年間で290万人に達するけれども、さまざまな理由で参加できないケースが多く、実際の裁判員経験者は9万6千人ほどだと言います。選ばれても辞退するケースが多いのです。



 裁判員になった人々のなかでは、裁判について知るとても良い機会になったと言う人が圧倒的に多いのですが、裁判所から裁判員になるよう要請されても、断わる人が多いのがとても残念だ、と大城さんは言います。
 この制度は、裁判所という狭い環境の中で審理をし、判決を出してきた職業的裁判官の意識も変えつつあると大城さんは言うのです。ここのところもまた、裁判員裁判制度のもたらす大きな変化だということです。



詳しくは下記のURLから動画をご覧ください。
https://youtube.be/kBt_ctw4MvA